Miniature(ミニアチュール)

Miniatureとは

銅板や象牙の薄い板に、水彩やエナメルで細密画を描き、水晶を研磨したレンズを使い封印することで拡大してみせるミニアチュール。
名称は、古代ローマ時代に使われていた朱色の顔料ミニウム(minium)に由来するといわれます。

ミニアチュールは、15世紀の初頭にフランドルのリンブルグ出身のランブール兄弟によって確立され、その後ヴィクトリア時代にスイスエナメルやローマンモザイクなどによるミニアチュールが流行しました。

18世紀、ヴィクトリア時代のミニアチュール以来、途絶えていた技法を復活させたのが塩島敏彦です。
塩島敏彦のミニアチュールは、象牙の細密彫刻(マイクロカーヴィング)をした花束や、庭などのモチーフを、表面に特殊な彩色を施した象牙の薄い板にはります。その上から磨きだした水晶(レンズ状のもの)をかぶせ、リングやペンダントブローチにしたものです。

そして、このレンズ効果により、縦軸にも横軸にも奥行きのある空間を作り出しております。
この空間をルーペで覗くと、肉眼では見えませんが動物の表情や木の葉の一枚一枚までに生き生きとした表現となっております。

宝飾品は身に付けてこそ価値のあるもの。
まずはルーペでご覧になっていただき、その上でお着けになっていただきたい逸品です。